昨年、3回に渡って「中堅クラブの未来」というタイトルで、「カルチョ・ビジネス」の時代に地方の中小クラブが生き残っていく道はどこにあるのか、という話題を取り上げた。今回は久々にその続き。 ナポリ、サンプドリア、トリノといった、歴史と伝統を誇る ... 続きを読む »
イタリア通信097:中堅クラブの未来(4)ウディネーゼ (04.2000)
イタリア通信096:イタリアサッカーの現実と限界(2) (04.2000)
この1-2年、イタリアサッカー界には「ディフェンス主義」のメンタリティが戻って来つつあり、かつてのようにボールポゼッションを前提とした攻撃的なサッカーは見られなくなってしまった、というのが前回の話だった。 それでは、何がその原因なのか、とい ... 続きを読む »
イタリア通信095:イタリアサッカーの現実と限界(1) (04.2000)
4月5日のチャンピオンズ・リーグ準々決勝第1戦、イタリア勢で唯一、ヨーロッパの舞台に生き残っているラツィオは、ヴァレンシアの前に2-5という大敗を喫した。 まだ第2戦が残っているとはいえ、3-0か4-1で勝たない限り勝ち残りはない。欧州カッ ... 続きを読む »
イタリア通信094:イタリア代表の苦悩は続く (04.2000)
3月29日、バルセロナはモンジュイの丘にあるオリンピック・スタジアムで行われたスペイン―イタリアの親善試合は、2-0という結果以上に、スペインの優位が際だったゲームだった。コーナーキックの数が11対2、65分の時点での両チームのファウル数が ... 続きを読む »
イタリア通信093:日本の高校生に欠けているものは何か? (04.2000)
この1週間、静岡県のある名門校のイタリア合宿に通訳としてつきあう機会に恵まれた。 指導に当たったのは、セリエB、Cの監督として15年以上の経験を持つフランチェスコ・ジョルジーニ。まだセリエAのチームを率いる機会は得ていないが(これはたまたま ... 続きを読む »
イタリア通信092:踏みにじられるダービーの歴史と伝統 (03.2000)
チャンピオンズ・リーグ、UEFAカップの再開でクライマックスに突入した欧州サッカー界だが、イタリア勢の不振は目を覆うばかりである。UEFAカップではユヴェントス、ローマ、パルマ、ウディネーゼの4チームが枕を揃えて討ち死に。 ベスト8に1チー ... 続きを読む »
イタリア通信091:カルチョを取り巻く濁った空気(2) (03.2000)
クライマックスに近づきつつあるセリエAや欧州カップの動向に胸をわくわくさせている読者の皆さんには申し訳ないが、先週の愚痴にはまだ続きがある。 続きを読む »
イタリア通信090:カルチョを取り巻く濁った空気(1) (02.2000)
セリエAもいつのまにか終盤戦。昨シーズン同様、あと11試合を残したこの時点でも、スクデットの行方はまったくわからないという混戦状態である。 トップのユヴェントスから5ポイント差以内の「射程距離」にある2チーム(ラツィオ、ミラン)はもちろん、 ... 続きを読む »